Meta Platforms Inc（NASDAQ:META）は、同社の人工知能モデル「Llama」が、金融大手ゴールドマン・サックスや電気通信大手AT&T（NYSE:T）など、複数の著名企業の業務に組み込まれていることを発表した。これらの企業は、顧客サービス、文書レビュー、コンピューター・コードの生成などの業務にLlamaを活用している。
Llamaモデルの採用は著しく、Meta社が昨年公開を開始して以来、約3億5000万件のダウンロードが報告されている。この数字は、7月下旬に最大バージョンのLlama 3モデルが発表されたときの3億ダウンロードから増加している。
さらに、Metaはクラウドサービス経由でのAIの利用が急増しており、アマゾン（NASDAQ:AMZN）ウェブサービスやマイクロソフト（NASDAQ:MSFT）Azureなどの企業は、今年5月から7月にかけて利用が2倍以上に増加したと報告している。
このニュースは、投資家たちがAIの導入の程度と、メタ社のような企業がこの技術に投じている多額の投資に対するリターンを理解しようと精査している時期に届いた。
メタ社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（CEO）は、ラマ（Llama）のような最先端のAIモデルを無償で提供することの戦略的優位性を強調している。
ザッカーバーグは先月の声明でこのアプローチを強調し、「Llamaが業界標準になる道は、一貫して競争力があり、効率的で、世代を超えてオープンであることだ」と述べた。
Llamaのような大規模な言語モデルは、人間の文章に似たテキストを生成することができる素晴らしい能力を持っているにもかかわらず、特定の論理的なタスクで課題に直面し、不正確になりやすいため、ビジネス環境での幅広い応用が制限されている。
とはいえ、Metaは、Llamaの有用性の証であると同時に、OpenAIのものを含む有償の代替製品に対する競争力として、いくつかの大企業がLlamaに取り組んでいることを強調している。
Llamaを業務に組み込んでいる企業には、日本の野村ホールディングス（NYSE:NMR）、フードデリバリーサービスのDoorDash（NASDAQ:DASH）、プロフェッショナル・サービス企業のアクセンチュア（NYSE:ACN）などがある。
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