■強含み、早期利下げの思惑後退で買い強まる先週の豪ドル・円は強含み。
10月30日発表の7-9月期消費者物価指数(CPI)は4-6月期の実績値を上回ったことから、豪準備銀行(中央銀行)の早期追加利下げ観測は後退した。
米中通商協議の更なる進展への期待は持続していることも、豪ドル買い材料となった。
取引レンジ:74円07銭-75円30銭。
■もみ合いか、豪準備銀行理事会に注目今週の豪ドル・円はもみ合いか。
豪準備銀行(中央銀行)の理事会が注目される。
政策金利の据え置きが予想されるが、ロウ総裁は「理事会は必要なら追加緩和を行う用意がある」と表明しており、声明で追加利下げが示唆された場合、豪ドルの上値はやや重くなる可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・4日:9月小売売上高(前月比予想:+0.4%、8月:+0.4%)・5日:豪準備銀行が政策金利発表(0.75%に据え置き予想)・7日:9月貿易収支(8月:+59.26億豪ドル)・8日:豪準備銀行が金融政策報告発表予想レンジ:73円50銭-75円50銭