[東京 8日 ロイター] - 日銀が8日発表した11月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平均残高は前年比2.7%増の592兆4708億円で、歴代2位の高水準となった。伸び率は2021年5月以来の大きさ。引き続き不動産関連、原材料コスト上昇や経済活動再開に伴う運転資金需要が見られた。
都銀等の貸出平残は3.1%増で、伸び率は前月と変わらず。地銀・第二地銀は3.0%増で21年5月以来の伸びとなり、貸出平残は279兆5828億円で過去最高を更新した。信金は0.7%増だった。
11月の預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比2.5%増の1018兆4089億円。
(和田崇彦 編集:田中志保)