[ロンドン 29日 ロイター] - 自動車レースF1は今週末に英国グランプリ(GP)を迎え、個人総合で首位に立つレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が本命視されている。
フェルスタッペンは昨年の同GPでメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)と接触してリタイア。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「シルバーストーンではおそらく過去最大の観客の前でレースができる。それは素晴らしいことだし、そこで競争力を発揮して昨年の雪辱を果たしたい」と話した。
ライバルは先のカナダGPで新しいパワーユニットを投入したフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)とカルロス・サインツ(スペイン)が筆頭とみられる。昨年2位のルクレールは「好きなサーキットの一つだし、大きなポイントを獲得したい」と述べた。
メルセデス勢はハミルトンとジョージ・ラッセル(英国)がともに母国GPとなるが、テクニカルディレクターのマイク・エリオット氏は「正直なところ、現時点ではフェラーリやレッドブルの2強には少し及ばない」と現状を分析した。