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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:資産運用方針を明文化してみる

発行済 2016-01-28 14:51
更新済 2016-01-28 15:00
【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:資産運用方針を明文化してみる

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家夢見る父さん氏(ブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」を運営)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
---- ※2016年1月28日0時半に執筆 皆さんは何のために投資をしていますか? 僕の場合、投資は人生の目標をかなえるための手段であり、そのため長期にわたって行うつもりです。
この際大事なのが、長期投資のための資産運用方針を策定すること。
行き当たりばったりでは効果が望めないということですね。
アメリカの個人資産運用のバイブルといっていい「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著、日本経済新聞出版)では、資産運用方針は文書ではっきり書くべきであるとしています。
そうすることで、最近のような短期的な市場危機や逆に株価急上昇で気持ちがぐらついたとしても、長期の方針を貫き通せ、高値づかみをしたり、安値で売却するなどパニックを防ぐことができるとしています。
日本でも長期投資家のブロガーさんで明文化している人もいらっしゃいますし、年金基金などの機関投資家も公表しています。
それらも参考にしながら、僕も書いてみました。
もし、読者の方で長期投資を考えている方がいれば、単に明文化するだけでも、自分への責任を感じて市場動向に右往左往するリスクが減ると思いますので、実際に書き出してみたらどうでしょうか。
1.資産運用の目的 定年などで会社をやめたあとも現在の水準と同程度の生活をできるようにするための資金を確保すること。
2.運用目標 1項の目的を達成するために必要な金額として、60歳で1億円の資産を確保すること。
今後、インフレ率が上昇した場合には、その分を1億円に上乗せする。
3.投資環境と投資方針 短期間では世界経済は上下に変動するものの、10年、20年単位では年数%程度の成長が続くとみられる。
その成果を享受するため、国際分散されたインデックスファンドをコア資産とする。
サテライトとして個別株やアクティブファンドの購入も認める。
ただし、自分の相場観がないことをわきまえ、レバレッジはかけない。
また、投資に時間を割くことがあまりできないため、リスク資産への投資対象は株と債券および投資信託とする。
不動産現物や先物、空売りは行わない。
4.目標とするアセットアロケーション 先進国株:日本株:新興国株:先進国債券:日本債券:新興国債券:REIT:金ETFの割合を25:20:12:10:10:10:10:3とする。
自分の年齢が5の倍数のとき、この割合はリスクを低下する方向で見直す。
このほか、生活防衛費として、全金融資産の25%を銀行預金など元本確保型商品で保有する。
5.年間投資額 勤務先の企業型確定拠出年金、NISAを使った積み立て投資をする。
加えて、余剰資金があった場合、リバランス資金もしくはサテライト用資金に活用する。
6.資産のチェック 毎月最終営業日の翌日に資産のチェックを行う。
また、毎年11月末の資産チェックをもとに、4項のアセットアロケーションがずれていた場合はリバランスする。
なお、インデックス投資に関心のある方は夢見る父さんのブログをご覧ください。
---- 執筆者名:夢見る父さん ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記

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