[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は4日、住宅の新築や大規模な改築を行う人に2万5000豪ドル(1万7323米ドル)を補助する支援策を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた建設部門の回復を後押しする。
支援策の規模は6億8000万豪ドル(4億7100万米ドル)。新型コロナに関連した経済対策としては第4弾となる。
モリソン首相は支援策について、雇用を支えるとともに、多くの豪国民が抱くマイホームの夢の実現を可能にすると述べた。
ただ、支援制度には所得や住宅の価値などの面で条件が設定されているほか、新築・改築に少なくとも15万豪ドルを支出した場合に限り補助を受けることができる。
それでも政府は2万7000件の申請があると試算し、1万4000人の建設労働者の雇用を支えると見込んでいる。
2019年時点で建設部門の就業者は約115万人と、労働人口全体の約9%を占めた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200604T031354+0000