[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は11日、今年の国内原油生産見通しについて、99万バレル減の日量1126万バレルに下方修正した。先月は60万バレル減少の見込みとしていた。
また、石油・その他の液体燃料消費量は200万バレル減の日量1846万バレルと予想。従来は212万バレル減としていた。
今年は新型コロナウイルスの流行で世界的に需要が激減し、原油価格が暴落。ただ、ロックダウン(都市封鎖)の緩和を受け、アジアなど世界的な消費は回復し始めている。
EIAによると、7月の世界の石油・液体燃料需要は平均で日量約9340万バレル。前年同期比で910万バレル減少したが、第2・四半期の平均8500万バレルからは増加した。
2021年の米原油生産量は12万バレル減の日量1114万バレルとなり、前回予想の62万バレル減より小幅な減少になる見込み。国内石油需要は157万バレル増の日量2003万バレル。前回予想は160万バレル増だった。