日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は18日、先週末比-0.43pt(下落率2.90%)の14.37ptと低下した。
なお、高値は15.18pt、安値は14.37pt。
先週末の米国市場では、米中協議の進展期待が高まり、主要3指数が揃って最高値を更新。
ただ、日本市場については、一部の材料は先週末の間に織り込み済みであったことに加え、対ドルでの為替の基調にも大きな変化がなかったことから、225先物は序盤では大きく買い進まれることはなかった。
このため、日経VIも狭いレンジでの小動きのスタートとなったが、デモ情勢が気がかりであった香港市場の堅調地合いが確認されると、大引けにかけては先物が買われる形で日経VIは下げ幅を拡げた。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。