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決算はアク抜けの流れに向かいやすく

発行済 2015-10-22 12:19
更新済 2015-10-22 12:33
決算はアク抜けの流れに向かいやすく
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 日経平均は小幅に続伸。
11.55円高の18565.83円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えた。
米株安の流れと前日の大幅上昇の反動もあり、利益確定の流れから始まった。
しかし、寄り付き直後の18436.93円を安値に、その後は下げ幅を縮めており、前日終値を挟んでのもみ合いとなっている。
 セクターでは食料品、鉄鋼、空運、倉庫運輸、鉱業、海運、電気機器などが堅調。
半面、医薬品、建設、その他金融、証券、精密機器、小売、その他製品などが冴えない。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が若干上回っている。
規模別指数は中型株指数のみが下落。
 日経平均は前日の終値水準での底堅い値動きをみせている。
直近のレンジ上限が支持線として意識されており、小動きながらも強い動きであろう。
前日の新日鉄住金 (T:5401)に続いて、本日はコンセンサスを下回った日本電産 (T:6594)がアク抜けの動きをみせていることも、センチメントを明るくさせている。
 また、業績観測が伝えられた富士フイルム (T:4901)についても、嫌気売りから4%を超える下げとなるものの、寄り付き水準は上回っており、売り込みづらい状況であろう。
売り込まれていた銘柄等の見直しも意識されやすく、次第に先高期待が高まりそうだ。
その他、テーマ株ではマイナンバー関連の一角が堅調。
業績上振れ観測などもあり、関連銘柄の動向が注目される。
(村瀬智一)

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