大日住薬 (T:4506):2763円(+172円)
大幅続伸で一時年初来高値を更新している。
大和証券では投資判断を「4」から「3」に格上げ、目標株価も1000円から2600円に引き上げており、売り方の買い戻しなどにつながっているとみられる。
大和証券では、SB623の業績貢献が拡大していく可能性や、研究開発費や販管費の大幅削減を回避することで、他の開発品の価値も高めやすくなるとみて、長期の業績見通しは改善したと考えているもよう。
ケーズHD (T:8282):1115円(-195円)
急落。
前日に発表した上半期の決算が嫌気されている。
営業利益は156.7億円で前年同期比2.1%増益、従来予想の146億円は上回ったものの、7-9月期は95.2億円で同減益に転じており、市場想定は下回ったとみられる。
リベートの減少や競争激化を背景に粗利益率が低下しており、通期業績の上振れ期待が低下する状況になっているもよう。
セリア (T:2782):4605円(+215円)
大幅に6日続伸。
10月の既存店売上高が前年同月比1.5%増になったと発表している。
プラスは2カ月連続。
8月に2.1%減となった後、順調に回復しているとの見方から投資資金が流入している。
客数は2.4%増、客単価は0.9%減だった。
全社ベースでの売上高は累計(4-10月)で前年同期比7.2%増となった。
19年3月期の売上高予想は前期比7.5%増の1710億円。
JUKI (T:6440):1520円(+186円)
急反発。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は62.2億円で前年同期比11.7%増益となり、上半期の同0.9%増から増益率が拡大している。
つれて、通期予想は従来の55億円から76億円に上方修正、上半期が10億円強上振れ着地となったことで、通期上方修正は想定線だが、修正幅は想定以上との見方に。
アジア市場における縫製機器、中国における産業装置の好調が上方修正の背景。
ワコム (T:6727):593円(+66円)
急反発。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は27.3億円で前年同期比82.1%増益、10月12日に発表した上方修正の水準となっている。
下期には技術開発投資の増加も想定し、通期計画40億円、前期比13.4%増は引き続き据え置きとしている。
野村證券では、デジタルペンの市場拡大ペースは一段と勢いを増している印象として、通期営業利益は60億円を予想しているもよう。
ラクオリア創薬 (T:4579):1182円(+7円)
3日続伸。
創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの一つであるアミド誘導体が欧州で特許査定の連絡を受けたと発表している。
心臓で重要な働きをするテトロドトキシン抵抗性(TTX-R)ナトリウムチャネルに対して良好な選択性を示すことから、副作用の少ない画期的新薬として様々な疼痛状態に対する未充足の医療ニーズに応えることが期待されるという。
ソフトバンクG (T:9984):8685円(-65円)
買い先行もマイナス転換。
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前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は7057億円で前年同期比78%増益、3500億円程度の市場予想を大幅に上回った。
フリップカート株式売却益など、ビジョン・ファンドの収益が想定を上振れた。
ファンド収益を除いたベースでは3132億円で、市場予想、並びに前年同期並みの水準に。
ビジョン・ファンド効果で来期、再来期も高水準の収益計上が可能としており、同ファンドへの期待感が一段と高まる流れになっている。
シンバイオ製薬 (T:4582):225円(+15円)
大幅に反発。
抗がん剤リゴセルチブのライセンサーである米オンコノバ社が、12月1-4日に開催予定の第60回米国血液学会議年次総会で、リゴセルチブに関する発表演題の採択について発表している。
未治療の高リスク骨髄異形成症候群(MDS)患者に対しては治療の選択肢が限られ、既存の低メチル化剤(アザシチジン)による治療に加え、リゴセルチブ経口剤との併用による上乗せ効果と安全性を確認した成績を報告するという。