[ワシントン 15日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)首脳は、脆弱な中所得国が直面している「債務状況の悪化」に懸念を表明し、官民のあらゆる債権者に対し、債務対策の要請に迅速に対応するよう求める方針。ロイターがG20首脳会議(G20サミット)の首脳宣言草案を入手した。
草案では、全ての公的・私的債権者が債務救済に参加し、公平に負担することの重要性を強調。ただ、西側諸国や国際金融機関から債務再編の取り組みを遅らせていると批判されている中国は言及されていない。
草案によると、G20首脳は債務対策に向けた共通枠組みを「予測可能かつ適時に秩序だった協調的方法で」実施するための取り組みを強化するとした。