2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:米アップル効果を先取りする流れに
■決算チェック:ヤマハの18年3月期営業利益は10%増、わずかにコンセンサス届かずも押し目買い意欲は強そう
■前場の注目材料:三井住友、大和証G (T:8601)と資産運用会社を合併
■米アップル効果を先取りする流れに
2日の日本株市場は、こう着ながらも強含みの相場展開になりそうだ。
1日の米国市場では、FOMC結果を見極めたいとの思惑からNYダウは続落となったが、引け後に決算発表を控えるアップルを中心にハイテクセクターに買いが広がり、ナスダックやSOX指数は上昇。
そのアップルの1-3月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。
また、1000億ドルの自社株買い計画と増配が好感され、時間外取引で3%を超える上昇をみせている。
この流れが指数インパクトの大きい値がさハイテク株に広がる可能性があり、日経平均を押し上げる格好になりそうだ。
一方で、大型連休後半に入るため、積極的な上値追いの流れも限られそうである。
また、連休明けには決算発表がピークを迎えることもあり、商いが膨らみづらい需給状況の中、インデックスに絡んだ商いが日経平均を押し上げる格好になろう。
昨日はサプライズの大きい決算発表はないが、前日のソニー (T:6758)の値動きを見る限りでは、来週からの決算ピークを前に、先回り的な行動は出難いところである。
物色は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が中心となるなか、中小型株については高安まちまちといったところであろう。
トレンドの強い銘柄や出遅れ感の強い銘柄等に短期筋の値幅取り狙いの資金が向かう流れになりそうだ。
なお、昨日の決算では、アウトソシング (T:2427)、よみうりランド (T:9671)、スガイ化 (T:4120)などがプラス評価となろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ヤマハの18年3月期営業利益は10%増、わずかにコンセンサス届かずも押し目買い意欲は強そう
ヤマハ (T:7951)が1日取引終了後に発表した2018年3月期決算は、売上高が前期比6%増の4329.67億円、営業利益が同10.2%増の488.33億円だった。
中国でアコースティックピアノやギターなどの楽器販売が好調。
また、北米や欧州での業務用オーディオ機器の販売も堅調に推移した。
19年3月期については、売上高が2.1%増の4420億円、営業利益が同12.6%増の550億円を見込んでいる。
コンセンサスに若干届かず、また、株価は強いトレンドが続いていることもあり、利益確定の対象になりやすい面はある。
一方で、配当の増額修正のほか、株式需給面では信用倍率が1倍を下回る売り長の需給状況であるため、押し目買い意欲は強そうである。
■前場の注目材料
・米アップル、時間外で3%超の上昇
・ナスダックは上昇(7130.70、+64.44)
・SOX指数は上昇(1265.94、+21.54)
・1ドル109円80-90銭
・日銀が大規模緩和継続
・朝鮮半島の緊張緩和
・シカゴ日経225先物(22540、大阪比+40)
・VIX指数は下落(15.49、-0.44)
・日経平均は上昇(22508.03、+40.16)
・三井住友 (T:8316)、大和証G (T:8601)と資産運用会社を合併
・三洋化 (T:4471)、アジアで増産、潤滑油添加剤、韓国で生産開始
☆前場のイベントスケジュール
・10:45 中・財新製造業PMI(4月) 50.8 51.0
<HT>
■株式見通し:米アップル効果を先取りする流れに
■決算チェック:ヤマハの18年3月期営業利益は10%増、わずかにコンセンサス届かずも押し目買い意欲は強そう
■前場の注目材料:三井住友、大和証G (T:8601)と資産運用会社を合併
■米アップル効果を先取りする流れに
2日の日本株市場は、こう着ながらも強含みの相場展開になりそうだ。
1日の米国市場では、FOMC結果を見極めたいとの思惑からNYダウは続落となったが、引け後に決算発表を控えるアップルを中心にハイテクセクターに買いが広がり、ナスダックやSOX指数は上昇。
そのアップルの1-3月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。
また、1000億ドルの自社株買い計画と増配が好感され、時間外取引で3%を超える上昇をみせている。
この流れが指数インパクトの大きい値がさハイテク株に広がる可能性があり、日経平均を押し上げる格好になりそうだ。
一方で、大型連休後半に入るため、積極的な上値追いの流れも限られそうである。
また、連休明けには決算発表がピークを迎えることもあり、商いが膨らみづらい需給状況の中、インデックスに絡んだ商いが日経平均を押し上げる格好になろう。
昨日はサプライズの大きい決算発表はないが、前日のソニー (T:6758)の値動きを見る限りでは、来週からの決算ピークを前に、先回り的な行動は出難いところである。
物色は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が中心となるなか、中小型株については高安まちまちといったところであろう。
トレンドの強い銘柄や出遅れ感の強い銘柄等に短期筋の値幅取り狙いの資金が向かう流れになりそうだ。
なお、昨日の決算では、アウトソシング (T:2427)、よみうりランド (T:9671)、スガイ化 (T:4120)などがプラス評価となろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ヤマハの18年3月期営業利益は10%増、わずかにコンセンサス届かずも押し目買い意欲は強そう
ヤマハ (T:7951)が1日取引終了後に発表した2018年3月期決算は、売上高が前期比6%増の4329.67億円、営業利益が同10.2%増の488.33億円だった。
中国でアコースティックピアノやギターなどの楽器販売が好調。
また、北米や欧州での業務用オーディオ機器の販売も堅調に推移した。
19年3月期については、売上高が2.1%増の4420億円、営業利益が同12.6%増の550億円を見込んでいる。
コンセンサスに若干届かず、また、株価は強いトレンドが続いていることもあり、利益確定の対象になりやすい面はある。
一方で、配当の増額修正のほか、株式需給面では信用倍率が1倍を下回る売り長の需給状況であるため、押し目買い意欲は強そうである。
■前場の注目材料
・米アップル、時間外で3%超の上昇
・ナスダックは上昇(7130.70、+64.44)
・SOX指数は上昇(1265.94、+21.54)
・1ドル109円80-90銭
・日銀が大規模緩和継続
・朝鮮半島の緊張緩和
・シカゴ日経225先物(22540、大阪比+40)
・VIX指数は下落(15.49、-0.44)
・日経平均は上昇(22508.03、+40.16)
・三井住友 (T:8316)、大和証G (T:8601)と資産運用会社を合併
・三洋化 (T:4471)、アジアで増産、潤滑油添加剤、韓国で生産開始
☆前場のイベントスケジュール
・10:45 中・財新製造業PMI(4月) 50.8 51.0
<HT>