[シンガポール 24日 ロイター] - シンガポール2位の銀行であるOCBC銀行が24日発表した第4・四半期決算は前年比34%の増益となった。
金利上昇が寄与したが、ウェルスマネジメント部門の手数料収入と保険部門の業績は大幅に悪化した。
第4・四半期の純利益は13億1000万シンガポールドル(9億7600万ドル)。前期比では19%の減益だった。
非金利収入は前年比42%減。ウェルスマネジメント部門の顧客の投資活動低迷で手数料収入が減ったことや、保険部門の評価損計上が主因。
ヘレン・ウォン最高経営責任者(CEO)は、予想より早い中国経済の再開がアジア経済の支援要因になる可能性があると指摘。インフレ圧力が根強いため、高金利が続くとの見方を示した。
今年の純利ざやの予想は2.1%。昨年は1.91%だった。融資の増加率は1桁台半ばになる見通し。