[26日 ロイター] - 米上院は26日、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事を副議長に昇格する人事を承認した。バイデン大統領が指名したFRB首脳候補4人の中で最初の承認となった。
共和党からも複数が支持に回り、賛成52、反対43で承認された。
一方、リサ・クック氏の理事指名人事に関しては、共和党の反対で討議打ち切り動議が否決された。民主党は議員2人とハリス副大統領が新型コロナウイルス検査で陽性となり採決に参加できない状況の中、与野党勢力が拮抗する上院で必要な票を確保できなかった。
上院銀行委員会のシェロッド・ブラウン委員長は、コロナに感染した議員の隔離終了後、クック氏に関する採決を再び目指す考えを示した。
パウエル議長の再任およびフィリップ・ジェファーソン氏の理事指名には超党派の支持があるものの、上院はこの日、両氏の承認採決の日程で合意できなかった。
バイデン大統領は今月、金融規制担当副議長に元財務次官補のマイケル・バー氏を指名する意向を示した。事情に詳しい関係筋は今週、同氏に関する書類が週内に提出される見通しで、ホワイトハウスは5月末までの承認を期待していると述べた。