クイック (T:4318)は、1月31日、2017年3月期第3四半期連結決算、通期連結業績予想と配当予想の上方修正を発表した。 2017年3月期第3四半期連結業績（4月～12月期累計）は、売上高が前年同期比18.2%増の106.45億円、営業利益が同26.8%増の16.88億円、経常利益が同27.8%増の17.52億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同32.1%増の11.84億円と大幅増収増益となった。
セグメントでは、リクルーティング事業の売上高が前年同期比14.3%増の23.26億円、営業利益は同6.8%増の5.40億円、人材サービス事業の売上高は同22.4%増の62.20億円、営業利益は同23.4%増の13.53億円、情報出版事業では売上高は同9.9%増の13.36億円、営業利益は同126.0%増の0.57億円、ネット関連事業と海外事業から成るその他の売上高は同13.6%増の7.61億円、営業利益は同76.9%増の1.46億円であった。
国内における少子高齢化と生産年齢人口の減少といった構造的な要因もあり、人材確保の動きを受けて、主力のリクルーティング事業および人材サービス事業が好調に推移した。
好調な決算を受けて同社は通期業績予想を上方修正、修正後の売上高は143.50億円（前回発表予想は136.00億円、前回予想からの増減率は5.5%増）、営業利益19.80億円（同17.70億円、同11.9%増）、経常利益は20.50億円（同18.20億円、同12.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益は13.93億円（同12.38億円、同12.5%増）。
通期業績予想を増額修正したのに伴い、1株当たり期末配当予想も前回予想の13円から16円に3円増額した。