■「送電網、10年で1000万キロワット増」に期待膨らむ
那須電機鉄工<5922>(東証スタンダード)は12月19日、再び出直りを強め、午前10時30分を過ぎては8070円(270円高)前後で推移し、約3週間前につけた戻り高値8150円に向けて上値を指向している。「送電網、10年で1000万キロワット増、政府計画、再生エネを広域融通」(日本経済新聞12月19日付朝刊)と伝えられ、電力鉄塔と架線金具の大手として期待が強まった。また、このところ北海道、東北、北陸で続く豪雪を受け、今シーズンはメンテナンス需要が増えると見て注目する様子もある。
第2四半期連結決算(2022年4~9月・累計)は、鋼材や亜鉛の価格高騰、燃料代や副資材調達費用などの増加などにより、売上高は102億16百万円(前年同期比5.5%減)営業利益は11億9百万円(同19.5%減)だった。29年の創立100周年・100年企業ブランドに向け、「既存事業の拡大」、「新事業領域の探索」、「技術力・提案力の強化などに取り組んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)