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インデックス売買に振らされやすい需給状況には変わりがない

発行済 2018-02-08 08:36
更新済 2018-02-08 09:00
インデックス売買に振らされやすい需給状況には変わりがない
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 8日の日本株市場は買い先行の展開になりそうだ。
7日の米国市場では長期金利の上昇が嫌気されたが、連日の荒い値動きが一服したことが安心感につながりそうだ。
NYダウは19ドル安と小幅な下落にとどまっており、昨日の時点でNYダウの200ドル安を織り込んでいた流れの中、ショートカバーが先行する格好になろう。


 もっとも、不安要因が払拭された訳でもなく、戻り一巡後はこう着感の強い相場展開になりやすく、先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況には変わりがないとみられる。
また、米国ではハイテク株の弱さが目立っており、指数インパクトの大きい東エレク (T:8035)などの戻りの鈍さが意識される可能性がある。


 物色は決算を手掛かりとした個別での日替わり物色が中心になりそうだ。
中小型株は直近の荒い値動きによって需給面での悪化が警戒されるが、一気に解消されていると考えられ、調整幅の大きい銘柄等には仕切り直しの動きも意識されそうである。

(村瀬 智一)

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