[19日 ロイター] - 米アルファベット (O:GOOGL)傘下のグーグルは19日、クラウド技術を活用したゲーム「スタディア」を北米と欧州14カ国で開始した。
「Assassin's Creed Odyssey」や「NBA 2K20」など、まず22本のゲームを提供。プレミアムサービスの「Stadia Pro」は月額9.99ドルで、4Kバージョンのゲームも提供する。月額課金がないサービスも来年開始する。
グーグルのバイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーのフィル・ハリソン氏はロイターの取材に対して「450本のゲームを開発中で、2020年以降に発表する」と述べた。
サービスを利用するには、一定の通信速度が必要になる。
通信機器メーカー、シエナ (N:CIEN)のスティーブ・アレキサンダー最高技術責任者(CTO)は、クラウドを利用したゲームの成功は、基盤となる通信網や、ピーク時にどの程度需要に対応できるかがカギとなる、との見方を示した。
また、クラウドベースのゲームサービスでは、コンテンツが成功を左右するとアナリストは指摘する。
スタディアは、来年の開始が見込まれるマイクロソフトのゲームサービス「Project xCloud」やエヌビディア (O:NVDA)の「GeForce」と競合する。
また、ソニーは現在、800以上のゲームが楽しめるサービス「PlayStation Now」を月額9.99ドルで提供している。