[17日 ロイター] - 中国の電子商取引企業、拼多多(ピンドゥオドゥオ)は、創業者の黄崢(コリン・ホアン)会長が17日に退任した。後任は陳磊(チェン・レイ)最高経営責任者(CEO)。
拼多多の約30%株式を保有する黄氏(41歳)は、同社の特別議決権も手放す。
同社は2020年末までの1年間のアクティブユーザー数が7億8840万人で、競合するアリババの7億7900万人を抜き、ユーザー数で国内最大の電子商取引企業となった。
陳氏は同日のアナリスト向け電話会議で「ユーザー数で世界最大の電子商取引プラットフォームになったことを誇りに思う」と述べた。
ただ、この日の株式市場で米上場の拼多多の株式は、黄氏が会長退任を明らかにしたことが重しになり、8%下落した。
発表された2020年10-12月期決算は、売上高が前年同期比146%増の265億5000万元(40億8000万ドル)で、リフィニティブのIBESデータによるアナリスト予想の192億2000万元を超えた。一方、広告やマーケティングの費用が膨らみ、販売経費は59%増の147億元となった。