[上海 18日 ロイター] - 中国国営英字紙チャイナ・デーリーは18日の論説記事で、国内のデジタルプラットフォーム企業は消費者の権利を守り、独占企業になるのを避ける必要があると論じた。
記事は、アリババグループが出資するブラウザーアプリ「UCブラウザー」や検索エンジン「360サーチ」が中国国営中央テレビ(CCTV)が15日放映した毎年恒例の消費者権利擁護番組「315晩会」で批判されたことに言及。
プラットフォーム企業は、「成功の秘訣(ひけつ)は独占ではなく、絶え間ない技術革新と長期的な価値創造であることに気づく必要がある」とした。
消費者の権利が守られなければ、プラットフォーム企業自体が損害を被ることになるとした。
中国当局は最近、インターネット大手への監視を強めている。
UCブラウザーは315晩会の放映後に謝罪文を出し、調査を開始し、是正措置を講じたと表明した。同アプリは中国国内の複数のアプリストアから削除された。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20210318T024526+0000