[18日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは、2021年に米国内のオフィスやデータセンターに70億ドルを投資し、1万人の雇用を創出する計画だ。ピチャイ最高経営責任者(CEO)が18日、同社のブログで明らかにした。
投資額は前年の100億ドルを下回る。
21年の投資計画にはネブラスカ、サウスカロライナ、テキサス州のデータセンター、アトランタ、首都ワシントン、シカゴ、ニューヨークのオフィスの拡張が含まれる。
同社は、地元カリフォルニア州でも10億ドルを投資する。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を背景に在宅勤務が広がったことを受け、運営コストや税金が高い同州では多くの企業がシリコンバレーから撤退している。
ピチャイCEOは21年の投資計画により、少なくとも1万人のフルタイム雇用が創出されるとした。グーグルは現在、米国内に8万4000人超の従業員を抱える。
ピチャイ氏によると、グーグルのサービスは昨年、米国で4260億ドルの経済効果をもたらしたという。