[ワシントン 24日 ロイター] - 米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムの幹部が、アラバマ州の同社従業員と26日に面会する予定のバーニー・サンダース上院議員に対する嫌み混じりのツイートを投稿した。
従業員らは労組結成の是非を巡る投票を実施しており、支持を得られれば、米国の民間企業で被雇用者数が2番目に多いアマゾンの従業員が国内の労組に加入することが初めて可能になるため、投票の行方が注目されている。
アマゾンの世界的なコンシューマービジネス担当チーフエグゼクティブであるデーブ・クラーク氏は24日、「私は折に触れて、われわれは雇用主の『バーニー・サンダース』だと語っているが、われわれは実際に進歩的な職場を提供しているため、これはあまり正しくない」とツイート。
別のツイートでは「時給15ドルとヘルスケアについて聞きたければサンダース上院議員が街中で演説するだろう。しかし、少なくとも時給15ドルと良好なヘルスケアを得たいならば、アマゾンが雇用する」と投稿した。
サンダース上院議員は時給15ドルの最低賃金を強く支持。これはアマゾンが労働者に付与している額だ。
同議員もツイッターで反応。26日にアラバマ州でアマゾンの従業員に会うのを楽しみにしているとし、「私が知りたいのは、世界で最も裕福な男である(アマゾン創業者の)ジェフ・ベゾスがなぜ数百万も使って従業員の労組結成を阻もうとしているのかだ」と投稿した。
アマゾンは長らく、80万人以上の国内従業員が組織化する試みを阻んできた。