(英文の訂正により見出しと1段落目の「2500万ドル」を「2500万ユーロ」に訂正します)
[ブリュッセル 31日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは31日、フェイクニュース対策のために欧州で新設された基金に2500万ユーロ(訂正)拠出すると発表した。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)や昨年の米大統領選を受け、ネット上では誤情報が急増しており、ソーシャルメディア大手が十分な対策を取っていないとの批判も出ている。当局は規制強化の可能性も示している。
グーグルは、カルースト・グルベンキアン財団と欧州大学院が先週設立した「欧州メディア情報基金」に資金を拠出する。この基金は、研究者やファクトチェッカーなどの協力を得てフェイクニュース対策を行う目的で設立された。
基金の期間は5年。欧州委員会が昨年立ち上げ、ファクトチェッカーや研究者がメンバーとなっている「European Digital Media Observatory」がプロジェクトの評価および選定を行う。