[東京 2日 ロイター] - 3Dインベストメント・パートナーズが東芝株式の保有割合を7.2%に高めたことがわかった。関東財務局に提出した報告書で2日、明らかになった。保有目的は純投資のほか「状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としている。
直近60日では、2月に市場で少数ずつ処分していたが、3月後半に市場外での取得が続いた。3月29日には市場外で4.7%分を現物出資で取得した。
3Dは、東芝の昨年の定時株主総会で、自社の推薦する社外取締役2人の選任を提案したが否決された。車谷暢昭社長らの選任への反対も表明した。
総会後は、議決権の一部が結果に反映されていないとして投票の処理が適切だったか外部調査を要請。東芝は議決権行使書を集計した三井住友信託銀行に調査を依頼し、集計ミスが確認された。総会決議の結果には影響しなかった。