[13日 ロイター] - 米国家安全保障局(NSA)は13日、ハッカー集団「APT5」が米IT(情報技術)企業シトリックス・システムズのネットワーク機器の脆弱性を悪用し、スパイ行為を行ったと明らかにし、注意を促した。APT5は中国系とみられている。
シトリックスはブログで「この脆弱性を利用した少数のハッカー攻撃を承知している」と述べた。同社は既に、この脆弱性の修正プログラムを提供している。
NSAはAPT5が中国系とは指摘していないが、民間のセキュリティー専門家らは過去に中国との関連の疑いに言及している。
同集団は通信事業者や政府機関、衛星など技術系企業への侵入で知られ、米国のほか東南アジアや欧州で活動してきた。