[15日 ロイター] - ツイッターは15日、複数の著名ジャーナリストのアカウントを停止した。同社を買収したイーロン・マスク氏に関する記事を最近手掛けたことが分かっており、マスク氏は他人の個人情報をインターネット上にさらす「ドキシング」を禁止する規則はジャーナリストにも適用されると投稿した。
マスク氏はさらに「私を一日中批判するのは全く問題ないが、私のリアルタイムの位置情報をドキシングして家族を危険にさらすのは問題だ」とツイートした。
アカウントを停止されたのは米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)とワシントン・ポスト、米CNN、米サイト「マシャブル」の記者や独立系ジャーナリスト。マスク氏による買収以来、ツイッターの代替サービスとして浮上したドイツ発の「マストドン」の公式アカウントも停止された。
NYTの広報担当者は、同紙のライアン・マック記者を含む著名ジャーナリストのアカウント停止は「問題があり、残念」とし、ツイッターから説明もないと指摘。アカウントの復活と納得のいく説明を望むとした。
CNNは「衝動的で根拠のない」停止は憂慮すべきだが意外性はないとコメント。ツイッターに説明を求めたとし、回答に基づき同社との関係を見直す方針だとした。
他の記者からコメントは得られていない。