[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米ツイッターは、特定のコンテンツを検索しているユーザーに自殺防止ホットラインなどの支援窓口を知らせる機能を復活させた。削除を巡っては、一部のユーザーや消費者安全団体から批判の声が上がっていた。
ロイターは23日、2人の関係者の話として、ツイッターを買収したイーロン・マスク氏の指示により、同機能が数日前に削除されたと報道。その後、ツイッターの安全責任者が、削除は機能の修正に伴う一時的なものだと説明していた。
当初、コメント要請に応じなかったマスク氏は報道の約15時間後に「間違いだ、(この機能は)まだ存在している」とツイート。ユーザーからの批判には「ツイッターは自殺を防げない」と投稿した。
この機能「#ThereIsHelp」では、特定のトピックの検索結果の上部にバナーを設置。精神衛生、HIV、ワクチン、児童の性的搾取、新型コロナウイルス感染症、ジェンダーに基づく暴力、自然災害、表現の自由などに関する各国の支援組織の連絡先が掲載されている。
このバナーは、24日までに複数の国で自殺や家庭内暴力に関する検索で再び表示されるようになった。だが、他のカテゴリーで復活したかどうかは不明だ。ツイッターの安全責任者は、24日のコメント要請に応じていない。