(4月6日に配信した記事で、英文の訂正により、4段落目の動画削除に関する部分で「ベトナム政府の要請により」を「コミュニティー・ガイドラインを順守していない」に訂正し、政府の方針に反するという記述を削除しました)
[ハノイ 6日 ロイター] - ベトナム政府は、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営状況を5月から調査すると表明した。コンテンツ管理、納税などに関する規制の順守体制を確認する。
政府は今週の発表文で、TikTokがこのところ「有害な、不快な、虚偽の、迷信的な」コンテンツを容認していると指摘。フェイスブックやユーチューブのソーシャルメディアも名指しし、ベトナムで運営する場合にはコンテンツと納税の両方について同国の規制を順守する必要があるとした。
TikTokの現地法人は電子メールで「これはTikTokだけでなく、ベトナムで業務を行う企業に対するベトナムの法律に沿ったものだ」と説明した。
会社側のデータによると、同プラットフォームは昨年第4・四半期、コミュニティー・ガイドラインを順守していない(訂正)として170万本の動画を削除している。
政府はこれとは別の発表文で、調査会社DataReportalのデータとして、TikTokはベトナムでユーザー(18歳以上)約5000万人を抱えていると指摘した。