[香港 6日 ロイター] - 中国は5日、初のオープンソース・デスクトップ基本ソフト(OS)「OpenKylin」をリリースした。
国営メディアが報じた。同国は米国のテクノロジーからの依存脱却を目指す取り組みを強化している。
同OSはLinuxをベースにしており、約4000人の技術者のコミュニティーで開発された。現在、同国の宇宙計画のほか、金融・エネルギー産業などの多くの組織で利用されているという。
国営メディアは業界レポートを引用し、昨年の中国OS市場は155億元(21億ドル)規模だったとしている。
多くの企業・機関が開発に参加したが、工業情報省傘下の産業制御システム・サイバー緊急対応を手掛けるチームが特に重要な役割を果たした。