[31日 ロイター] - ウクライナのマリャル国防次官は31日、同国北東部がロシア軍の激しい攻撃にさらされているがウクライナ軍が抵抗を続け、一部地域では損失を出しながらもロシア軍を押し返していると述べた。
ウクライナは南部で200平方キロメートルの土地を奪還したが、ロシア軍の部隊と地雷によって前進が限定的になっているという。
マリャル氏は国営テレビに対し、ロシア軍が侵攻開始当初に占領し、その後にウクライナ軍が奪還した北東部の地域から「われわれを追い出そうとしている」と指摘。東部ドネツク州の激戦地バフムト周辺で前進しているウクライナ軍の撃退がロシア軍の主要任務になっているとも述べた。
ロシア軍は東部ハリコフ市に夜間空爆を行い、当局によると非住宅建物に命中したが、死傷者は報告されていない。ゼレンスキー大統領は29日に北部スムイの学校が受けたロシアの攻撃で死者が2人になったと発表した。
一方、ロシア国防省は、北東部の占領地スワトボ近くでウクライナ軍の旅団を発見し、ロケット弾で破壊したと発表。さらに南のリマン付近でウクライナ軍の攻撃を4回撃退したという。
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