[北京 20日 ロイター] - 中国は20日、新興5カ国(BRICS)の枠組みへの新規加盟国に対する支持を改めて示した。
南アフリカで今年8月に開かれたBRICS首脳会議では、アルゼンチンなど6カ国が新たに加わることが決まった。ただ、ロシア通信(RIA)によると、次期アルゼンチン大統領のハビエル・ミレイ下院議員率いる政権で外相への就任が有力視される経済学者ディアナ・モンディーノ氏は、加盟しない方針を示した。
中国外務省報道官は、モンディーノ氏のコメントを把握していないと説明。「BRICSの協力メカニズムは新興国市場や発展途上国にとって、結束や協力を強め、共通の利益を守るために重要なプラットフォームだ」と語った。
その上で「BRICSはオープンなプラットフォームでもあり、関心のある国がメンバーになることを歓迎する」と述べた。
リバタリアン(自由至上主義者)で右派のミレイ氏はこれまで、中国や中国が主導するBRICSを厳しく批判。モンディーノ氏とともに、アルゼンチンの加盟に反対している。