[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリア政府は22日、太平洋地域におけるサイバーセキュリティー強化の一環で、サイバー危機の即応支援チームの発足に2620万豪ドル(約1700万米ドル)、サイバーセキュリティー上の脆弱性特定に1670万豪ドルを投じると発表した。
オーストラリアと米国が先月、8つの太平洋島しょ国の通信環境を向上させるため、グーグルが新たに敷設する2本の海底ケーブルへの資金提供を約束したことを受けたもの。
コンロイ国防産業相兼国際開発・太平洋相は、即応支援チームは太平洋において長期的な強靭性を構築し、重要な支援を提供すると述べた。
フィジー政府は21日、グーグルがフィジーを経由して米国とオーストラリアを結ぶ新しい海底ケーブルを敷設することで、フィジーに2億フィジードル(8900万ドル)の投資がもたらされ、太平洋諸島初の「ティア3」データセンターが建設されると発表した。
2本目の海底ケーブルは、フランス領ポリネシア経由で米国とオーストラリアを結ぶ。