[オタワ 27日 ロイター] - 米国土安全保障省傘下のサイバーセキュリティー専門機関(CISA)のジェン・イースタリー長官は27日、人工知能(AI)の急速な発展がもたらしかねない脅威を踏まえると、当初からシステムに安全策を組み込む必要があるとの考えを示した。
カナダのオタワで同国のサイバー・セキュリティー・センターのトップ、サミ・クーリー氏と会談した後、電話インタビューに応じた。
「テクノロジー製品が脆弱性だらけの状態で出荷され、消費者がその脆弱性にパッチを当てることを期待される世界が常態化している。AIと共にそうした世界で生活することはできない」と説明した。
「AIはあまりにも強力で展開が速すぎる」と指摘。「AI能力のライフサイクル全体を通してセキュリティーに目を向けなければならない」と指摘した。