ブラックフライデーセール!大割引をInvestingProで最大60%割引開催中

主力戦車はもう古い 中露の脅威に対抗し新型戦闘車両の開発急ぐ=米軍

発行済 2018-02-23 09:07
更新済 2018-02-23 09:33
主力戦車はもう古い 中露の脅威に対抗し新型戦闘車両の開発急ぐ=米軍

 中国とロシアの軍事的脅威に対抗するため、米軍は新たな戦闘車両を開発している。
現在運用中のM1A2エイブラムス主力戦車とM2ブラッドレー歩兵戦闘車に取って代わる新型車両は、2035年の完成予定とされていたが、増大する中露の軍事的脅威に対応するため計画が前倒しされる見通しだ。


関連記事:米軍の新国防戦略、中ロとの競争を柱に 対テロから転換 www.epochtimes.jp/2018/01/30787.html 

あなたにおすすめ:世界中が驚いた! SF映画のような米軍ミサイル駆逐艦 www.epochtimes.jp/2016/10/26269.html 

 米メディアDefenseNewsによると、アメリカ陸軍長官マーク・エスパー氏は2月15日、新型戦闘車両の開発を含む多くの開発プロジェクトを進める意向を示した。
エスパー氏は増大する中露の軍事的脅威を念頭に、「我々は15年も待てない。
(計画を)推し進め、より早く完成させなければならない」と述べた。
米国防省が先月発表した「国家国防戦略報告書」では、中国とロシアが米国の最大の相手国として挙げられている。


イラクにおける米軍のM1A1戦車(PhotocreditshouldreadALIAL-SAADI/AFP/GettyImages)

 同報告書では、中国とロシアはすでに米軍の軍事的優位性を損なっているため、アメリカは国防予算の支出を増大し軍事力の強化に努めなければならないとある。
また、中国共産党政権は軍事力を用いて太平洋・インド洋地域の秩序を脅かし覇権を握ろうとしていると警告した。


 中国とロシアの軍事的脅威に対抗するため、米軍は次世代戦闘車両(Next-GenerationCombatVehicle,NGCV)の開発を優先事項の一つとして考えている。
開発はロッキード・マーティン社他から構成される合同チームによって進められ、7億ドルの予算が支給された。
次世代戦闘車両はM1エイブラムス戦車とM2ブラッドレー歩兵戦闘車の双方に取って代わる予定だ。


 米国2019年度軍事予算案でも次世代戦闘車両の試作車の設計について言及されている。
計画では2022年9月30日までに試作車2台を完成させるとあるが、さらなる資金投下により納期を前倒しすることが盛り込まれた。


 M1エイブラムス戦車とM2ブラッドレー歩兵戦闘車はいずれも1980年頃に制式採用され、グレードアップを経て40年近く運用されてきた。
最新式のM1A2は120ミリ砲と複合装甲を備え、世界最高水準の主力戦車と評されている。
一方のM2歩兵戦闘車は、M1主力戦車を補助する役割を果たしてきた。


(翻訳編集・文亮)



【ニュース提供・大紀元】


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます