14-15日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの追加利上げが決定されることは確実視されているが、10日発表の2月米雇用統計で平均時給の伸びは市場予想と一致したことから、2017年における利上げペース加速の思惑は後退した。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は3日の講演で、「次回会合で雇用と物価の動向が想定通りに推移していれば、政策金利の調整が適切になるだろう」との見解を表明したが、金融政策の変更は経済指標次第であるとのFRBの基本方針は変わっていない。
3月利上げは妥当であるとしても、物価動向に変化がない場合、5月ないし6月に追加利上げを行うことは難しいとみられる。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は3日の講演で、「次回会合で雇用と物価の動向が想定通りに推移していれば、政策金利の調整が適切になるだろう」との見解を表明したが、金融政策の変更は経済指標次第であるとのFRBの基本方針は変わっていない。
3月利上げは妥当であるとしても、物価動向に変化がない場合、5月ないし6月に追加利上げを行うことは難しいとみられる。