💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

米民主党バイデン氏、一連の銃乱射事件でトランプ氏の責任主張へ

発行済 2019-08-08 00:28
更新済 2019-08-08 00:31
米民主党バイデン氏、一連の銃乱射事件でトランプ氏の責任主張へ

[ロサンゼルス/チャールストン(サウスカロライナ州) 7日 ロイター] - 米民主党の大統領候補指名を目指すバイデン前副大統領が7日にアイオワ州で行う演説で、テキサス州とオハイオ州で相次いで発生した銃乱射事件の背景にあったとみられる白人至上主義をトランプ大統領が助長させていると非難することが分かった。

米国では3日にテキサス州エルパソで発生した銃乱射事件で22人が死亡。その13時間後にオハイオ州デイトンで発生した銃乱射事件では9人が死亡した。当局によると、エルパソの事件を起こした男は移民に対する憎悪を募らせていた。

バイデン氏はアイオワ州バーリントンで行う演説で「2つの事件が明らかに示すのは、現職の大統領が米国における白人至上主義を助長させているということだ」と述べる。

トランプ大統領は中南米から米国を目指す移民を「侵略」と表現してきたが、バイデン氏はこれについて「エルパソで銃乱射事件を起こした男は『ヒスパニック系住民によるテキサス州への侵略』への対応だったとしているが、トランプ氏の『これは侵略である』との発言は、これとどの程度乖離しているのだろうか」と指摘。「米国の最も暗い陰の勢力と結束する人物を米国は大統領に擁している。この大統領は毒舌を吐き、政治戦略としての憎悪、分離、人種主義を悪びれもせずに公言してきた」と述べる。

同じく民主党の大統領候補指名獲得を目指すコリー・ブッカー上院議員は、サウスカロライナ州チャールストンで行う予定の演説で「憎悪に基づくこうした事件は何もない所では発生しない。植え付けられて初めて発生する」と述べる。チャールストンでは2015年に白人至上主義者を名乗る男による銃乱射事件が発生し、9人が死亡している。

週末の間に2件の銃乱射事件が相次いで発生したことを受け、米国ではトランプ氏の扇情的な発言が背景にあったとの批判が高まっている。

トランプ氏は自身が人種差別主義者ではないと繰り返し表明。5日には2件の銃乱射事件を受け、「人種差別や偏見、白人至上主義は非難されなければならない」とし、「米国に憎しみの居場所はない。憎悪は精神を歪め、心を荒廃させ、魂をむしばむ」と述べた。

トランプ氏は7日、事件が起きたエルパソとデイトンを訪問する。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます