[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は1ドル超上昇した。欧州の在庫縮小や石油輸出国機構(OPEC)の生産抑制が押し上げ要因になった。
清算値は北海ブレント先物が1.15ドル(2%)高の1バレル=58.53ドル。米WTI原油先物は1.96ドル(3.7%)高の54.50ドル。
週間では北海ブレントが5%余り、WTIは約2%下落した。
ユーロオイルストックのデータによると、欧州16カ国の7月石油在庫は前月から小幅に低下。また、サウジアラビア当局者は8日、8・9月の原油輸出を日量700万バレル以下に抑える方針だと明らかにした。石油需要が底堅い中、世界的に在庫を減らし、市場の均衡を回復することが狙いという。[nL4N2543OE]
一方、国際エネルギー機関(IEA)が9日発表した月報によると、1─5月の世界の石油需要は前年同期比で日量52万バレル増と、金融危機が起きた2008年以来の低い伸びにとどまった。[nL4N255384]
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