[国連 14日 ロイター] - インド政府による同国北部のジャム・カシミール州の自治権剥奪に関してパキスタンが国連安保理に会合を要請したことを受け、中国はこの要請を支持するとし、15日か16日に非公式会合を開くことを提案した。複数の外交筋が明らかにした。
一方、フランスは、それよりもさらに非公式な形での会合を来週開催することを提案しているという。どのような形でいつ会合を開くかを8月の安保理議長国であるポーランドが調整して決定する。●以下既出
インド政府は5日、ジャム・カシミール州に特別な自治権を与える憲法370条を廃止した。これまでは、他州のインド人がジャム・カシミール州の不動産を購入することは制限されていたが、今回の措置により、こうした制限は解除される。州政府の職も、地元住民のみが応募可能だった。[nL4N25126Z]●ここまで
イスラム教徒が大半を占めるカシミール地方はインドとパキスタンの双方が領有権を主張し、長年にわたり対立してきた。パキスタンは13日、ジャム・カシミール州の自治権剥奪について協議するため、国連安保理に会合の開催を要請した。●以下既出
パキスタンのクレシ外相は安保理への書簡で「パキスタンは衝突を引き起こすようなことはしない。ただ、インドはわれわれの自制を弱さと誤解すべきでない」と主張し「インドが再び武力行使に出れば、パキスタンは自衛のために全ての力で対抗せざるを得ない」と強調し、安保理に会合の開催を要請した。ロイターがこの書簡を確認した。
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