[ハーグ 14日 ロイター] - オランダ統計局(CBS)の14日発表によると、第2・四半期の同国経済成長率は前期比0.5%だった。好調な投資と消費支出、輸出に支えられて前の2四半期と同水準を維持したほか、ロイター調査によるエコノミスト予想の0.3%を上回った。
消費支出は、歴史的な労働市場逼迫(ひっぱく)と賃金上昇に支えられて2%増加。企業投資は前年同期比5%増加した。
主要な輸出相手国であるドイツ経済が0.1%のマイナス成長となったことでオランダ製品の需要が損なわれたものの、機械、化学、サービスの輸出を伸ばし、輸出全体では3%増と伸び率が上昇した。
オランダは過去2年、失業率が記録的低水準に低下し、消費支出が拡大したことを背景に、経済が他のユーロ圏諸国より好調に推移している。
CBSのチーフエコノミスト、Peter Hein van Mulligen氏は、「わが国は、主に強い内需を背景に、近隣諸国に比べてきわめて好調に推移している」と述べた。
政府の経済諮問委員会は15日に最新の経済見通しを発表する。6月には、今年と来年の成長率を1.5%と予想した。
2018年の成長率は、2.6%だった。