[ロンドン 15日 ロイター] - 中国の劉暁明駐英大使は15日、「逃亡犯条例」改正案を巡る香港の抗議活動について、一部参加者がテロの兆候を示しており、さらに悪化した場合、中国は鎮静化に向け権力を行使すると述べた。
劉大使は記者団に「香港情勢がさらに悪化すれば、中央政府は座して傍観していない」と述べ、「混乱を迅速に鎮静化するために、われわれには(香港)基本法の制限内で十分な解決策と権力がある」と強調。最近の情勢については「深刻で暴力的な犯罪と言え、すでにテロの兆候も示している」との見方を示した。
また、「外国勢力は香港問題への干渉をやめる必要がある」とし、「外国勢力による干渉や扇動がなければ、状況はそれほど悪化しなかったはずだ」とも述べた。