[ロンドン 17日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は就任後初の外遊となる今週の欧州歴訪で、マクロン仏大統領とメルケル独首相に対し、英議会は欧州連合(EU)離脱を阻止することはできないと訴え、合意なき離脱を避けるためにEUと離脱協定を再交渉する必要性を強調する見通し。
仏独の首脳との会談は、今月24─26日に仏ビアリッツで開催される主要7カ国(G7)首脳会議を前に実施される予定。
英首相官邸筋によると、ジョンソン氏は会談で、EUとの合意の有無にかかわらず10月31日にEUを離脱する方針を示し、英議会はこれを阻止できないと訴える見通し。
ジョンソン氏はこれまで繰り返し、EUと離脱協定の再交渉ができない場合は合意がないまま10月31日にEUを離脱すると述べている。