[パリ 21日 ロイター] - 仏大統領府当局者は21日、英国が条件などで合意しないまま欧州連合(EU)を離脱する公算が大きいとの確信を仏政府が強めていると明らかにした。
英国のジョンソン首相は前日、メイ前首相がEUと合意した離脱協定案の再交渉をEUに求めると同時に、協定案の争点となっているアイルランド国境問題の解決策 「バックストップ(安全策)」は「非民主的」とし、撤廃を要求した。
これを受け仏当局者は、英国がバックストップの撤廃を主張していることで合意が得られる可能性は限定されるとし、「合意なき離脱が現実のものとなる公算が最も高い」と述べた。
また、トランプ米大統領からの圧力があったとしてもEUは姿勢を変えないとの見方も示した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190821T160804+0000