[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米大統領は21日、自身が中国との貿易不均衡に対処するために「選ばれし者」と言明し、中国に対する通商政策を擁護した。
また、米中の通商合意はなお可能との認識を示した。
トランプ大統領は記者団に対し「私は選ばれし者だ。だからこそ、貿易を巡り中国と対決している。そして、米国は勝利している」と述べた。
さらに、米景気後退は差し迫っていないとしつつも、中国との貿易戦争が米経済に悪影響を及ぼす恐れはあるとの見方を改めて示した。
米議会予算局(CBO)は同日、今年1月以降に実施された米国及び世界の通商政策の変更によって、2020年のインフレ調整後の米国内総生産(GDP)が0.3%押し下げられるとの試算を示した。