[ソウル 22日 ロイター] - 北朝鮮外務省報道官は、米国がこのほど実施した中距離巡航ミサイルの発射実験や、朝鮮半島付近に最新鋭ステルス戦闘機F35などを配備する計画は周辺地域の「新たな冷戦の引き金」となる「危険」な動きだとの見解を示した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が22日に伝えた。
報道官は、すべての問題を対話と交渉を通じて解決する北朝鮮の立場に変わりはないとする一方、「軍事的脅しを伴う対話に関心はない」と強調。「危険で通常と異なる軍事的な動きが出ている。こうした動きは朝鮮半島や周辺地域における新たな冷戦の引き金となる」と述べた。
韓国によるF35など先端兵器の購入にもあらためて反発した。
米国防総省は19日、地上発射型の中距離巡航ミサイルの発射試験をカリフォルニア州サンニコラス島で18日に行い、500キロ以上先の標的に命中したと発表した。