[22日 ロイター] - 2020年に実施される米大統領選挙で再選を目指すトランプ大統領の選対本部は22日、ペンシルベニア州など13の激戦州で、女性票の取り込みに向けた集会を開いた。
集会は、ペンシルベニア州のほか、フロリダ州、オハイオ州などで開催。集会には、トランプ陣営の選対担当者やホワイトハウスのスタッフに加えて、保守系のコメンテーターや、トランプ氏がホスト役を務めたリアリティー番組「アプレンティス」の元参加者、トランプ氏が運営していた「ミスコンテスト」の優勝者などが出席。集まった女性らにトランプ大統領への支持を訴えた。
バージニア州フェアファックス郡で開催された集会では、トランプ陣営の女性連合の諮問委員会メンバーであるジェシー・ジェーン・ダフ氏が、およそ100人の主に白人の女性らを前に、「民主党にとっての最大の脅威はまさにここにある。女性だ」などと演説した。
一方、フェアファックスの集会に参加した一部の女性からは、職場で白い目で見られることを恐れてトランプ支持者であることを公にできない、との声も聞かれた。
今週集計された最新のロイター/イプソス調査によると、トランプ大統領の仕事ぶりに満足していると回答したのは女性の39%。56%は不満と答えた。この数字は、ここ1年間にほとんど変化していない。