[北京 27日 ロイター] - 中国外務省は27日、米国が南シナ海問題を「悪意を持ってあおり立てて」おり、根拠のない批判を繰り広げていると非難した。
米国防総省は26日、ベトナムが領有権を主張する海域での石油・天然ガス開発に中国が「高圧的に介入」していると批判した。
中国の調査船は7月初めに、南シナ海のベトナムの排他的経済水域(EEZ)内で調査活動を開始。船舶追跡データによると、今月24日にはベトナム沿岸付近まで活動を広げた。[nL3N25M3XQ]
ベトナムは中国に対し、同海域から撤収するよう要求している。[nL4N25I518]
中国外務省の報道官は、米国が中国とベトナムの問題について繰り返し「思慮に欠けた発言、中国に対する根拠のない批判を行っており、事実を完全に歪め、善悪を混同している」と発言。
「米国に対しては、このような悪意を持って問題をあおり立てる行動を止め、地域の問題と国際的な問題で前向きかつ建設的な役割を果たすよう求める」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190827T095534+0000