[カブール 28日 ロイター] - アフガニスタンの反政府武装勢力、タリバンは28日、同国の和平実現に向けた米政府側との交渉で合意に近づいていることを明らかにした。
18年にわたる戦闘の終結を目指し、タリバンと米政府は昨年終盤からカタールの首都ドーハで断続的に協議。駐留米軍の撤退など巡り前週から9回目の協議を行っていた。
タリバンの報道官は「わが国に朗報をもたらすことができると期待している」と述べた。米政府側のコメントは現時点で得られていない。
交渉について知る2人の関係筋は、米国の代表団を率いるハリルザド・アフガン和平担当特別代表がカブールでガニ大統領に合意内容を説明する予定だと述べた。
カブールの治安当局の高官によると、タリバンと米政府は、駐留米軍の撤退期間を14─24カ月程度とすることで合意したという。