[エルサレム 28日 ロイター] - イスラエル中央銀行は28日、政策金利
ロイターが実施した調査ではエコノミスト12人全員が据え置きを予想していた。
イスラエルのインフレ率は7月は0.5%と、6月の0.8%、5月の1.5%から低下。政府が1─3%としている目標を下回っている。
中銀は声明で「国内インフレ環境の変化、世界の主要中銀の金融政策、世界経済の減速、通貨シェケルの上昇を踏まえ、金融政策委員会は長期にわたり金利を引き上げないと判断した」と表明。その上で、インフレを目標レンジに戻すために必要に応じて一段と緩和的な金融政策を追加的に導入する可能性があるとした。
イスラエル中銀はこれまでの数カ月間、利上げの道筋は「緩やかでかつ慎重」なものになるとの文言を使っていた。今回の声明の文言はこれを翻すものとなる。
ヤロン中銀総裁は前月初めに開かれた前回の金融政策決定会合の際、向こう数カ月で利上げが実施される可能性を示唆。ただその後、シェケル