[仁川(韓国) 30日 ロイター] - 日中韓の文化相は30日、韓国・仁川で会合を開き、3カ国の文化交流を促進し、その他の分野でも協力を強化することで合意した。
会合には韓国の朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光相、日本の柴山昌彦文部科学相、中国のルオ樹剛文化観光相が出席。向こう10年に文化、スポーツおよび人的な交流をさらに深めることで一致した。今後10年間には、2020年の東京五輪、22年の北京冬季五輪が開催される。
合意内容をまとめた文書は「3カ国は、今後の文化交流と協力が相互への尊重と互恵の原則に基づき、東アジアの文化の多様性と平和を促進する形で行われるべきだと表明した」としている。
韓国文化体育観光省はまた、声明で、朴、柴山両氏が個別に会談し、日韓の対立にかかわらず文化協力を継続することで合意したと発表した。
共同通信によると、柴山氏は会合後、記者団に、日韓関係は困難な状況にあるが、文化面での協力によって草の根レベルの交流を深めることが両国の関係改善につながる、と述べた。 OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20190830T060409+0000