[30日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは30日、アルゼンチンの自国通貨および外貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を従来の「CCC」から「RD」(一部債務不履行)に引き下げた。
格下げは一部債務にかかる政府の一方的な返済延期を受けた措置と説明した上で、こうした政府の対応は財政難に伴う債務交換(DDE)に該当し、同国はデフォルトに相当するとした。
またムーディーズも30日、アルゼンチンの自国通貨および外貨建て発行体格付けを従来の「B2」から「Caa2」に引き下げた。
債務再編で選別的な債務の再構築が行われた場合、損失の発生が予想されると指摘。また10月の大統領選では野党候補が当選する確率が高いとした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190830T215029+0000